株式会社ダブディビ・デザインの公式ブログ。 障害者アートや福祉とデザインに関することなどを綴っています。 http://www.dabudivi.com/


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カテゴリ:活動の様子( 129 )

2017/4/19 またまた、アトリエハピバ―ルさん訪問しました!

日々いろんな出会いやご縁がある中、気になった施設さんには実際に足を運び、現場を見せていただいたりお話を聞いたりするようにしています。
実際に会ってお話すると、利用者さんがどんな風に制作されているかや、職員さんはどんな風にアート活動に取り組まれているか、よくわかるからです。
ひょんなご縁から2014年に初めてアトリエハピバ―ルさんを訪れましたが、今回でかれこれ3回目の訪問が実現しました。

今回は諸事情あり夕方にお邪魔させていただいたのでアート活動は見れなかったのですが、
利用者の皆さんはそれぞれ帰宅準備をされ、各自、帰路につかれるところでした。

そんな中、あれ…??
お一人だけ、帰ろうかどうしようか…何か気になることがあるのか、ないのか…
部屋でごそごそしている方がいます。

すると職員さんが、

「ほら大江さん、絵のこと、お話してみたら??」

と私に向けて話をふってくださりました。
聞くと、私が今回購入を決めたアート作品の作者さんであることがわかりました!

「せっかくなので是非、サインをください!」とお願いしてみる私。

「えー、どうやって書くの???」と困惑しつつも嬉しそうな大江さん。

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「“O”書いてから“E”かな??秀季やから“H”かな??」と悩み中の大江さん。

どうも、サイン=英語で書く方がいい、と思ってらしたようです(^o^;
いつも通りの平仮名とか漢字とかでいいですよ、と声をかけても、頭の中はアルファベットでいっぱいw

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「練習してみるわ」とメモに書き始める大江さん。

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「OE」(=大江のことですね)と書いてみたり、
「HO」(=秀季 大江のことですねw)と書いてみたり、とにかくどうやって書こうか悩みに悩む大江さんww
職員さんにもあれこれめっちゃ突っ込まれ(愛ある突っ込みが素晴らしかった♪)・・・

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ようやく安心したのか、「OE」と書いてくれる大江さん。
(ここまでで結構時間かかってますww)

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更に、漢字も書いとこう!ということになり、反対側に漢字のサインも書いてくれる大江さん。

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更に更に、やっぱりタイトルも必要!ということで作品タイトル「チップス」も書いてもらいました◎
何故か、タイトルは斜めに書くわ、と決めて書いてらしゃいました。うまいこと斜めに書けています!!
全てのサインが完成\(^o^)/

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作者の大江秀季さんと作品「チップス」
うん、楽しい時間になりました♪現場を訪れると、やっぱり楽しいことがありますね^o^

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昨年9月に南港の展覧会で初めてみたこの作品。
初めて見た時から気になっていたのですが、何か月も経ってようやく手に入れることができました。
実は展覧会ではこんな風に縦向きに展示されていました。

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今回、じっくり作品を拝見して、私は横向きの方が好きだな、と思い、
私は横向きでお部屋に飾ろうかな…♪なんて思っています。
天地左右があるようでないのも、障害者アートのおもしろさの一つ。
難しいことは考えず、好きな風に楽しんでみるものお勧めです!

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そして、こちらは戸田廣之さんの「ほし」です。
この作品も、前に来た時から気になっていたので、今回、購入させていただきました(≧▽≦)
また次に来るときは、戸田さんにもお会いしたいなと思います。

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そして、ハピバ―ルさんでは陶芸作品も制作されていますが、こんな楽しい商品も発見しました!
陶器でできたオセロです♪
なるほどーー、ですよねー(^o^)かわいいですね◎

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こんな感じでオセロの石が作られていきます。
障害のある方でも型抜き作業は得意な方が多いらしく、そこから陶器のオセロが誕生したんだそうです。

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石は丸型だけでなく、星形やくまさんの形、またカラーバリエーションも色々あるそうです。
ちなみに…
オセロの歴史は、1973年に茨城県水戸市の長谷川五郎さんオセロを発表したのが始まりなんだそうです!!
(てっきり外国生まれのゲームかと思っていましたが、日本で生まれたゲームなんですね @_@)


今回のハピバ―ルさん訪問も、あっという間の楽しい一時でした♪
また機会があれば訪問させていただきたいと思います^o^

アトリエハピバールさんについて詳しくはこちら→

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by dabudivi | 2017-04-19 16:11 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/4/6 La Manoさんに行ってきました-part1-

ここ数日で一気に春らしくなってきましたね♪
4月も早くも1週間が経ち、うかうかしているとあっという間にゴールデンンウィークが来ちゃいますね(^_^;

GW中には祝日がたくさんあります。
皆さん、全部の祝日名、きちんと言えますか??(という私が言えませんが…w)
4/29は昭和の日、5/3は憲法記念日、5/4はみどりの日、そして5/5がこどもの日、です。
中でも一番メジャーなのは、やっぱり【こどもの日】かなと思います。

今日は冒頭の前置きが長くなってしまいましたが・・・
こどもの日といえば、鯉のぼり!!ですよね♪

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<LaMano型染鯉のぼり>
この鯉のぼり、すごく素敵ですよね!!
東京・町田にある福祉事業所 La Manoさんで作られています。
天然素材・天然染料によって一つ一つ手作りされる、とっても価値ある鯉のぼりなのです。

※この写真はWISE WISEさんのサイトから引用させていただきました。

なんとこの鯉のぼり、毎年、年明け早々の予約開始直後に売り切れてしまう、超人気商品なのです。
今日このブログでご紹介はしますが、残念ながら2017年発売分は既に1月に完売しています。

先日、あるご縁があり、La Manoさんに遊びに行かせていただきました。
私はLa Manoさんにお邪魔するのは2度目でした。
前回は、2013年12月、冬の染色展にお邪魔していたので、普段の様子をみることはできませんでした。
前回訪問の様子はこちらから→

今回は、みんなの普段を様子を拝見できるぞ~!と楽しみに行ってきました♪

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ここどこーーー???ほんまに東京???
と思うほどの大自然に囲まれたところにLa Manoさんはあります。

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緩やかな坂道をのぼります。ワクワクします。

と言いつつ、どうも、前回とは違う裏手の入り口から入ったようだったので、
やはりぐるっとまわって例の素敵な看板も見ておきましょう♪

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これこれ、La Manoさんです!

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母屋の入り口ののれんも、少し衣替えしていました。やっぱり素敵です◎

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母屋とお庭、こんな感じです。もう、素敵すぎます!!
(お話されているのは、一緒に行った西淡路希望の家のKさんとLa Manoのスタッフさんです)

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母屋の横にこんなビニールハウスが出来ていました。

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中は鯉のぼりの緋鯉の制作場になっていました。
ストーブを焚いて中は熱気ムンムンですっ。

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こんな感じで防染した上にインド茜で引き染めをしていきます。
茜の色は5~6回は引き染めを繰り返すそうです。

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これが茜の染料ですね。

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引き染めの際、生地の裏側に「伸子」(しんし)という道具をはります。
竹ひごのさきに針がついたものなのですが、生地の巾を広げて一定に保つためにつけています。
この伸子をつける作業などは、利用者さんでも出来るそうです。
(逆言えば、その他の工程はなかなか利用者さんでは難しいのだそうです。)

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こちらは母屋の裏手にあるビニールハウス。

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ここでは藍染が行われています。
藍染作業をしているのは、利用者さんです。
染液をかきまぜ、染める布をいれてかき混ぜ、水洗いして、また染めて・・・この繰り返しです。

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藍染は色によっては10回も染めを繰り返すこともあるそうです。
染液が入っているバケツには番号が書いてあり、それぞれ濃度が異なる藍染めの染液がはいっているのだそうです。

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ここで洗いを行います。
見学に行かせていただいたのは3月上旬でしたが、まだ肌寒い季節でした。
寒い日も暑い日もこの作業は行われるわけで、まさに職人の現場だな、と思わされました。

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母屋の2階の小さな一室では、ボランティアさんが集まり縫製の作業を行っておられました。
柄合わせには非常にこだわりをもっておられるそうです。

すごく細かいことかもしれないけど、
御祝用に買ってくださる方も多いし、
長い間楽しみに待っていてくださるのだから、
こだわって丁寧に作っています。

と、お話を聞かせてくださりました。
流石です!!作り手の鏡です!!

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La Manoのお部屋の中にも鯉のぼりがありました。
ちなみに、鯉のぼりの後ろにはお雛様が裏向きにして置いてありました。
3月3日が過ぎるとこんな風にして置いておく方法もあるのですね!

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昨年には、オシャレ雑誌「天然生活」の2016年5月号にも5ページにわたり掲載されたそうです。


La Manoさんのブログでも、この鯉のぼりについてのこだわりがたくさん書いてあります。
下記ページの下の方に書いてありますので、ご興味ある方は是非、読んでみてください。


というわけで、今年はもうこの鯉のぼりを手に入れる方法はないのですが(多分…)、
欲しい!と思った方は、是非来年、予約販売を検討してみてください♪
私も来年こそ!!と思っています^o^


★La ManoさんのHPはこちら→

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by dabudivi | 2017-04-06 17:21 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/3/24 アトリエやっほぅ!! 堀口好輝個展、開催中です♪

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現在、京都で開催中の展覧会、【HORIGUCHI YOSHITERU solo exhibition】に行ってきました。

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会場は、京都のパワースポットの一つでもある六波羅蜜寺のすぐ近く、gallery MATTua-LA(まっつぁら)です。
このギャラリー、実は福祉事業所が運営されているそうです。
ちなみに、この“まっつぁら”という名、地元の人たちが「松原通り」のことをその昔“まっつぁら”と発音したことが由来なんだそうです。

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作品がたくさん展示されています。
乗り物系モチーフが多いような気もしますが、かわいい動物やキャラクターのようなモチーフもあります。

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額装すると、また違った印象に見えますね。

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こちらは、版画の元、所謂「版」の方ですね。
堀口さんの作品は版画なのですが、版も紙で出来ています。

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木版画や銅版画であれば、版がしっかりしているので何枚も印刷することができるのですが、
堀口さんの紙版画は版1つに対し、作品を1枚しか印刷することができないのだそうです。
そのお話を聞くと、よりこの作品が貴重で魅力的なものに見えてきますよね!!


ハサミなどの刃物が大好きだった堀口さん。
アート活動に取り組む以前は、作業に集中できず、お仕事もうまくいかなかったそうです。
そこで、それならば大好きな刃物でできるお仕事を作ろう!と職員さんが立ち上がり、
この紙版画制作にたどり着いたのだそうです。


この展覧会は、明後日3/26(日)まで開催中です。
平日16:00まで、土日祝15:00までと閉まる時間は少々早いですが、
週末の京都はなんとかお天気も良さそうですので、お散歩がてら是非、見に行ってみてはいかがでしょうか♪


<アトリエ やっほぅ!!/堀口好輝 個展>
【日時】2017年3月1日(水)~3月26日(日)
【時間】10:00~16:00   ※土日祝は15:00まで
【場所】スタジオ&ギャラリー まっつぁら
    京都市東山区轆轤町110-7

アトリエやっほぅ!!さんのHPはこちら→
アトリエやっほぅ!!さんのFBはこちら→

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by dabudivi | 2017-03-24 05:53 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/3/22 涼太と周平展、素敵な展覧会でした!

しばらくぶりのブログ更新です…。
年度末のバタバタに押し倒されそうになりますが、ここらでヨッコイショ!と重い腰をあげて、またブログ更新していきたいと思います!

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少し前のことになりますが、アーツ千代田3331にあるA/A galleryで【涼太と周平展】が開催されていました。
今年度、ひょんなことからお世話になることになったBOBho-hoのお二人が関わられているということで、私も見に行ってきました♪

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会場の右半分のエリアには涼太こと井熊涼太さんの作品が展示されています。
涼太さんは小学4年生より木製ロボットを作り始め、現在に至るそうです。
平成5年生まれとのことなので、ざっと計算すると約14年くらいになるのかな‥と思います。
この展覧会の時期までで98体のロボットを作成したそうです。

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おそらく、初期の頃のロボット。
まだ素朴な感じがします。

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大きさやポーズなど、いろんなバージョンがあります。

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こちらは顔の表情が違いますねー!
歴史を感じます。

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今回、BOBho-hoのホシノさん出がける“self-help”というプロデュースチームが、涼太さんのロボットを商品化されました。
量産される涼太ロボ!!かわいいです(≧▽≦)

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こうやって、たくさんズラーっと並んでいるのが、また面白い光景ですよね!!
パッケージとなる箱も素敵なデザインなのです。
シルクスクリーンで作られていますが、どれも少しずつデザインが異なります。

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一体、購入してお家に連れて帰りました♪
2歳半の娘のお気に入りになり、この木製ロボを「ロボット赤ちゃん」と名付け、毎日一緒にベッドで寝ています(^_^;)
添い寝するにはちょっとゴツゴツしますが、まあ、良しとしていますww

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この時計は展覧会では未発売でしたが、現在、商品開発中なのだそうです。

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時計として機能しなくても、飾っているだけでかわいい時計、ってのも良いですよね~◎
時間に縛られない時計!!
そんな時間に縛られない生活、してみたい!!ww

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そしてこちらは周平こと結城周平さんの作品です。
周平さんはとてもシンプルな線で、様々なフォルムをとらえる作家さんです。
会場には周平さんのスケッチブックも展示されていましたが、
ものをとらえる目線がとても面白いなと思いました。

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周平さんの作品はポストカードにもなっていて、こんな素敵な額に入れて展示してありました。
ちなみに、この額、手作りの額なのだそうです。
すごい素敵な額でした。
木工作家の柏原崇之さんという方が制作されているそうです。
(残念ながら、柏原さんのHPが見つかりませんでした…浜松で活動されている方だそうです…)


ダブディビ・デザインは、障害のある方の商品開発のお手伝いさせていただくことも多いのですが、
あくまでも商品として作るとなると1点モノではだめで、
しかし工場のように大量生産できる生産力があるわけでもなく、
製造方法と生産力についてが課題になることが多いです。
また、どれだけ障害のある方が関われるかということも考えるとなると、商品開発のハードルは更に高くなります。
そんなことを普段から考えている私なのですが、今回の展覧会は、そんな私に大きなヒントをくれた展覧会だったように感じました。
一言に「アーティストとのコラボ―レーション!」で全てが解決するほど簡単なわけではありませんが、
時間をかけじっくり取り組むこと、同じことをずっと続けていくこと、これらが私の中ではとても大きなヒントになるな、と感じました。


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by dabudivi | 2017-03-22 12:33 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/3/1 HAPPY SPOT NARA 2017、見てきました

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奈良のアートをもっと身近に!
奈良の福祉をもっとクリエイティブに!
という合言葉ではじまった奈良障害者芸術祭「HAPPY SPOT NARA」
その第6回目の展覧会が、去る2017年2月4日~12日まで奈良県文化会館で行われていました。

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会場入ってすぐの展示は「ビッグ幡 in 東大寺」
“幡”とは、東大寺の重要な法要の時に使われる旗のことなんだそうですが、
その幡のデザインに、障害のある方のアート作品が使われたそうです。
展覧会会場では、このビッグ幡の公募に応募された全作品が展示されていました。

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こんな感じで東大寺の前にたなびくんだそうですよ。
(※この写真は、HAPPY SPOT NARAのFBページより引用しました。)

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私が一番好きな作品はこちら。
和紙の風合いに、輪郭線のにじみ、パルテルカラーの柔らかさ…とってもキュートです♪

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こちらの展示はイラストと謎のぬいぐるみ。
(※ごめんなさい…作者のお名前などメモるのを失念しました。。。)

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ノートにはびっしりとアニメキャラクターのようなイラスト。
おそらく、オリジナルのキャラクターかな。

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こちらは、同じ方が作った立体作品。ぬいぐるみ??というかなんというか、なんだろうww
でも、不思議にかわいいです♪

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もうこれなんて、超絶かわいいです(≧▽≦)
ください、欲しいです!!
結構、巧妙につくられていて、口のところはファスナーになっていました。
パッチワークの感じもいいですね。

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こちらは、平井 和樹さんの作品。
平井さんは、ダジャレのような、なぞなぞクイズのような、そんな作品を描かれています。

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「サンカクロース」 平井 和樹
→確かにっ!!w

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「タイヤがなっている木は何でしょう」 平井 和樹
→タイヤがなる木??・・・たいや、き・・・たいやき・・・鯛焼き!!!^o^

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こちらは、青木 優さんの作品。
青木さんは標識が大好きなんだそうです。
自分でオリジナルの標識も考えてしまうのだそうです。
ノートにはそんな大好きな標識がビッシリ!!

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「さんかくまるすいかみかんレモントマト」 青木 優

そんな標識大好き青木さんの作品。
モチーフも色も最高にかわいいです!

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「まるしかく1」 青木 優
これもまたいいですね~、もう惚れ惚れします♪


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そしてこちらは、田仲 弘樹さんの人形レター
え???人形レターってなに???と思われると思いますが、まさに、人形の手紙なんです。
田仲さんは、家族に欲しいものをお願いする時、人形の入った袋にそのリクエストを書き、渡すそうです。
それを受け取ったご家族は、その袋の中に実際にモノを入れて、また田仲さんに渡すんだそうです。
おもしろいコミュニケーションツールです。

「クリスマス」「おとしだま」「おかね」???などの文字が読めますねw
うん、私もそれ欲しいww

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どうも、手紙としての本体は袋の方なんですが、中の人形も非常に気になりますよね。
人形も田仲さんが作っているんだそうです。
人形にも何か書いてあるようですが、それは欲しいものではなさそうです。

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人形の完成度もなかなかのものなんですよね。
独特の表情でかわいいんです。
こんな手紙、私ももらってみたいし、誰かに送ってみたいです。

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そして、こちらは鑑賞者参加型企画。
壁にたくさんの障害のある方のアート作品(複製画)が並んでいます。

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①シチュエーションを決め、
②そのシチュエーションにあった作品を4つ選ぶ。
③専用の額に展示し、
④カメラでパチリ!
⑤どんな基準で選んだのか、あなたなりの“ものさし”について考えましょう。

という企画です。


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私は「オフィス」をテーマに、この4作品を選びました。

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左:「涙」 武田 佳子
右:「花Ⅱ」 木村 昭江

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左:「冥夢百鬼夜行図」 高田 千惠子
右:「テノール」 澤井 玲衣子

自分のオフィス(っていうほどの大した場所ではないですがw)に飾るなら…とイメージし、
ゆったり落ち着いて仕事ができるよう大人っぽい落ち着いた印象の作品、
自分も来客も癒してくれるような温かな色味の暖色系の作品、
しかし、デザインの会社なのでシャープでクールなものも欲しいな、
且つ、ポップでかわいいものも必要だな、なんて、とっても欲張りに選びました!
我ながらなかなかいいセレクトだなーと、この写真をみても思います♪
本当にこの作品がオフィスに並べられたらいいなーー^o^


HAPPY SPOT NARA、かなり駆け足で見ましたが、とても楽しい展覧会でした。
私は時間がなく見れませんでしたが、他にも様々なプロジェクトの映像があったり、体験型展示があったり、
また近くのお店やカフェを巻き込んだ「プライベート美術館」という取り組みも行われていたようです。
このイベントは毎年行われているそうです。
見逃した方も、来年は是非行かれるとよいかもです。ゆっくり時間をとって…^_^

★HAPPY SPOT NARAのfacebookページはこちら→

★たんぽぽの家のHP


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by dabudivi | 2017-03-01 13:07 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/2/7 Tokyo Brut展、見に行きました

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先週末の日曜日、東京都立美術館で行われていた「Tokyo Brut展」を見に行ってきました。
まずは、ざざーーっと展示風景と作品のご紹介!

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会場入ってすぐのところには、障害者アートの世界では有名な作家さんがたくさんいらっしゃるクラフト工房LaManoさん。
いつ見ても不思議な世界観を繰り広げている平野さんの作品、五十嵐さんの昆虫の刺繍、稲田さんの透明感あふれる貼り絵作品も何度見てもやっぱり素敵です♪

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尾崎さんの動物シリーズ、北澤さんのぱみゅぱみゅもかわいいです◎

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むさしの絵画クラブさんの展示の様子です。
2015年夏から始まった活動なんだそうです。毎月1回、日曜日のひとときをそれぞれの方がご自分の制作に取り組まれているそうです。

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【大根と目刺し】小林甫悟さん。
迫力があって素敵な絵です!!色のカラフルも見事です♪

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【ブロッコリー】内田怜さん。
「写生」で作品を描かれているとキャプションにありましたので、きっと、ブロッコリーを見て描いたんだろうなと思いますが、こうなっちゃうんです!!
スゴイ!!
このセンスが本当に素敵♪

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左側の壁が、徳丸福祉園さんの展示の様子です。
生活介護と就労支援B型を併せ持つ事業所だそうです。
肢体不自由の方も自助具を使って、作品に取り組まれているそうです。

右側の壁が、やすらぎの杜さんの展示の様子です。
「たのしく、自由に、のびのびと」をモットーにアート活動をされているそうです。

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やすらぎの杜さんの展示は、作品というよりも“行為のカケラ”に近いものが多かったです。
こちらは岡崎和子さんという方が書かれた“メモ”を展示してありました。
岡崎さんは、夜の自由時間、決まってメモを書いて過ごしているそうです。
何が書いてあるのかはご本人にしかわからないそうですが、書いたメモをちぎってはその紙きれを大切にポーチに詰め込んだりしていたそうです。
(その後、メモの紙切れを整理するのが大変だから手帳にしては?という職員さんからの提案で、今は紙をちぎることはなくなったそうです。)

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あけぼの作業所さんの展示の様子です。
25名の利用者さんが、月に2回、絵を描いたり、粘土で制作をしたりしているそうです。

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【こうもり】若山陽太さん。
むむむーーーー、むっちゃかわいい(≧▽≦)
左上の黒い四角、なんでしょうーーwwお家かなーーーww
こうもりの表情がビックリ目でかわいいですね♪

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大橋えのき園さんの展示の様子です。
こちらは、「enone(エノン)」というブランド名で活動されているようです。
enokiとoneと組み合わせた造語なんだそうです。

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右側が加賀福祉園さんの展示の様子です。
(スミマセン…左側の施設さんの名前、撮影し忘れてしまいました…申し訳ありません。。)

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中込正さんの詩です。
テーマは「生まれ変わるとしたら何をしたい?」だそうです。
そしてその答えがこちら!
【美人になって 世界中 男を 手玉にする】

美人・・・そうですね、美人に生まれたなら、私もそれしたいですww

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絵画工房たゆたうさんの展示の様子です。
こちらも2015年にスタートしたばかりの活動なんだそうです。

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【女性トルソ】伊藤賢士さん。
写真集から気に入ったポーズを選んで黙々と描かれているそうです。
ヌードを描き始めたころは、「お尻を描いてスミマセン」と恥ずかしそうにしていたそうですが、最近では堂々と制作を楽しんでおられるそうです。
なんか、ほっこりする裏話です♪
そして、作品はとってもカッコいい!!!恥ずかしくなんか、全然ないぞーーー!!!

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小茂根福祉園さんの展示の様子です。
小茂根さんは、実は昨年、個人的に見学に行かせていただいたことがあります。
商品もとても素敵なモノを作っておられます。

その時のブログはこちら→

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【無題】高橋祐輔さん。
作品の両サイドに、手袋が置いてあります。そこまでが、今回の展示物なんです。
創作活動の時、高橋さんは手袋をはめ、手のひら全体に絵の具をつけて創作するそうです。
この展示は、そんな制作風景も伝えるよう、職員の皆さんが工夫されたんですね!
おもしろい展示方法です◎

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【夕美のゆめ】中野夕美さん。
作品の中に、ご自分の名前“夕美”がちりばめられています。
“お絵かき”と言って、ひたすら線を描くのが彼女のスタイルなんだそうです。
線のバランス、色のバランス、とってもかわいい作品です♪大好きです♪


と、たくさんのしゃしんで会場の様子をお届けしました。
しかし、実際にはもっともっと楽しくて素敵な作品がたくさんあり、このブログでは紹介しきれないのが残念なくらいです。
是非見に行っていただきたい展覧会ですが、残念…既に私が見たのが最終日でした(;_;)

Tokyo Brut展は、東京都及び近郊の福祉事業所さんが実行委員会を組織し、企画、実施されたそうです。
公募型の展覧会ではなく、各事業所の職員さんが出品作品を選ぶというスタイルで作品を選ばれたそうです。
そのせいもあり、作品のテイストは様々バリエーションが広く、
職員さんが利用者さんを見ている眼差しや、彼らの日常の様子(勿論、その一部ですが)が伝わる、
とっても素敵な展覧会だったと思いました。

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最後に、少しおもしろい展示として、こんな作品も展示してありました。
これは、荒川生活実習所さんがワークショップで制作したベンチなんだそうです。
?のこぎりを使って木を切る、釘を打つ、ビスで固定しペンキ塗り、という工程を、利用者さんみんなで体験されたそうです。

「座り心地、ためしてください!」という付箋が貼ってありました。
これも、体験型展示、という一つの展示手法ですね!

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今回の展覧会を主催されているのは、社会福祉法人 愛成会さんです。
これは、厚生労働省「平成27年度 障害者の芸術活動支援モデル事業」を広く周知するとともに、
東京で行う事業であるということを識別化し、より親しみやすく覚えていただくために
「心の真ん中にある衝動 Tokyo“Brut”プロジェクト」と名づけ実施しているそうです。

障害のある人の創作活動を支援するため、
「権利保護・相談支援」「人材育成」「展覧会の開催」「ネットワークづくり」という4つの柱を立て、活動されているそうです。
【Rights(ライツ)】という事業では、障害のある方の創作活動にまつわる無料の法律相談も行っておられるそうです。

2020年に向け、きっと東京でのアート活動も盛り上がってくるだろうと思います。
関西に比べると、まだアート活動の歴史が浅い事業所さんも多いと思いますが、
きっとこれからどんどん新しい作家さんが生まれてくるんだろうな、そんなワクワクした感想を持った展覧会でした。

Tokyo Brut展のHPはこちら→

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by dabudivi | 2017-02-07 16:18 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/2/6 社会福祉法人 若草会さんの見学に行きました ~その2~

前回のブログで、若草工房さんのアート活動をご紹介させていただきましたが、
今日は、同じ法人内の別事業所「若草園」さんの見学の様子を紹介させていただきます!

社会福祉法人 若草会さんの見学に行きました~その1~ →

前回の若草工房の利用者さんは、お仕事を中心に活動をされていましたが、
こちら若草園の利用者さんは、楽しみながら仕事やモノづくりにチャランジする、するということを目標に掲げてらっしゃいます。
比較的、重度の障害を持つ方が多いそうです。

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この作品、すごく素敵だと思いませんか??

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こちらも、かわいい色です♪

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これらの作品、どうやって描いたのかを聞いて、なるほど!!!とビックリ(^0^)
この写真の右に写っている格子状の枠、よく100均で売ってるやつです、それを使って描いているそうなんです!
なるほどーーー!!
枠を使って描いているので、絵の具がにじんで枠の線が紙に移ったりするわけです!!

絵が得意ではない人、何を描いたらいいのかわからない人、
また、障害のためになかなか筆が自由に運べない人などのため、
スタッフさんが「枠を使って描く」ということを発案されたのだそうです。

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こちらは、黒い画用紙の上に描いたもの。

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枠の目が先程のものより少し細かいタイプです。
紙や色、枠の大きさが変わると、作品の雰囲気もまた変わりますね!

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別の作品ですが、こちらもとっても素敵です♪

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この作品、全体はこんな感じです。
そう、この作品はスタンプで描かれているのです。
ハンコを押すスタンプ台、スタンプ台そのものを絵筆のようにして、ポンポンと押しているわけです。

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スタッフさんによると、絵が描けない利用者さんでもハンコは割と多くの方が楽しく取り組めるそうです。
消しゴムをハンコにしたり、いろんな形のゴムをハンコにしたり、工夫を凝らしてらっしゃいます。

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小さな四角が並んでいる作品。

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四角、三角、並び方も様々です。
そういえば、紙もいろんな形、いろんな色を使っておられるのですが、
これはなんと、ぜーーんぶ“もらいもの”なんだそうです◎
紙の業者さんが毎年、不要になった紙をわけてくださるそうです。
立派な資源活用です!!

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そして、そんなハンコの作品がこんな風に商品になった事例もあるそうです!
(バッグへの印刷は、ハンコではありません。)

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若草園さんのオリジナル商品にも、ハンコ作品が採用されていましたよ。
カラフルでかわいいですね♪

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更にこちらは、ドアの隙間なんかに貼る“隙間テープ”を画材にしています!!
隙間テープをいろんな長さにカットして、それを台紙にはってハンコにしたそうです。

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試行錯誤の末、こんな形になり・・・

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ポチ袋が出来上がったそうです♪

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こちらも別デザインのポチ袋。
ちゃんと、作業しやすように冶具も作っておられます◎


若草園さんを見学させていただいて一番関心したのは、スタッフさんの工夫!!知恵!!ナイスアイディア!!です♪
利用者さんと一緒になって考えたり、利用者さんの出来ることを伸ばしたいと思っておられたり、
そんなスタッフさんの気持ちが、ストレートに活動に表れているなと思いました。
いやーーー、久々にすごーーく良い活動を拝見させていただき、こちらが嬉しくなりました(^o^)


そしてそして、更に素敵な活動があるのですが・・・
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ヘアピン

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上3つがピアス、下の2つがブローチになっています。

これらの商品もとってもかわいいでしょ!!
プラバンで出来たアクセサリー達なんですが、色の組み合わせや形の組み合わせがかわいいですよねー(≧▽≦)
思わず大人買いですww
特に気になるのがピアスなんですが、このピアス、微妙に形がいびつなんです、わかりますかね??
ハサミとかで切った、まっすぐな形ではないんです。
実はこれ、利用者さんが手でちぎってるそうなんです(@_@)
え!!プラバンって手でちぎれんの??って思いますが、実はやったらできるそうなんですww
ちょっとコツはいるそうですが、たまたまその利用者さんは「ちぎる」という行為がとてもお好きなんだそうで、プラバンもちぎってみたらちぎれちゃった!ってなことからこの商品が出来たそうです。
そんな話を聞いて、また商品を見せてもらうと・・・、あーーー、形がおもしろいーーー♪♪ってなるんですよねー!!


若草園さんの商品、私はかなり“ツボ”でした♪
またどこかでご紹介できる機会を作りたいなと思っていますので、それまで、皆さん待っていてくだささいねー(^o^)


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by dabudivi | 2017-02-06 13:39 | 活動の様子

2017/2/3 社会福祉法人 若草会さんの見学に行きました ~その1~

あっという間に2月始まってもう3日も経っています。
いつの間にか時間をワープしたかのような、狐につままれた気分です(@_@)

先月中旬、若草工房さんに見学に行かせていただきました。
若草工房さんとは、先月まで龍谷大学で行われていた展覧会【MY WAY YOUR WAY ~迷わず行けよ 行けば分かるさ~】を通じて知り合いました。
展覧会では数点しか作品が見れなかったこともあり、施設にお邪魔させていただき、色々作品を拝見させていただきました!

※展覧会の展示風景のご紹介はこちらからどうぞ→

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廊下の壁には、新年に書いたという書初めが飾ってありました。
あ…私、今年の目標、何にしようかまだ考え中でした…orz 早く決めなくては、今年が終わってしまう。。。

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こちらも廊下に貼ってあったものなのですが、お花の色が素敵です♪

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お部屋に作品を集めてくださっていたので、じっくりと拝見させていただきました。
(作品物色中の私ですw)

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積み木みたいなモチーフと、微妙にくすんだこっくりした色が印象的な作品♪
それぞれ水彩で色付けした形の異なる紙をコラージュしてあります。

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この作品は、今年のカレンダーの表紙にも採用されていますよ♪

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こちらは、アメーバ??か何かの細胞??をモチーフに書かれたそうです(^o^)
ちょっと色が刺激的ですね!

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透明なシートに描いてみたり、象形文字をテーマにしてみたり、
美術担当のスタッフさんが色々工夫を凝らして、テーマや画材を選んだりされているそうです。

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これ、すごく面白い技法だなと思った作品なのですが、
カラーのセロハンを、両面テープの接着面にこすりつけて、色を写し取って制作しているそうです。
うーん…言葉では伝わりにくいですね…
昔よくやった「インレタ=インスタントレタリング」みたいな要領です。
(…って、インレタ自体、知らない人が多いでしょうねww)

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お花の絵です。
ハァ~~、色がたまらなくかわいいです♪♪
桜の季節には、近くの公園に桜を見に行って絵を描くことなんかもあるそうです。

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こちらもお花の絵。
素朴ですが、やっぱり味があります。
私にはこんな素敵な絵、描けません。

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若草工房さんでは、障害者アートの商品化にも力をいれてらっしゃいます。
さっきのお花の絵も、こんな感じに商品化されています。
こちらは付箋メモです。
パッケージは、事業所名「若草工房」にちなんで、葉っぱのモチーフがついています。

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トーテムポール!!
かわいい♪


この後、法人内の別の事業所「若草園」さんの見学もさせていただきました。
若草園さんの様子は次回のブログでご紹介します。
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by dabudivi | 2017-02-03 12:45 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/1/27 バスハウスに見学に行ってきました-後編-

今、注目の福祉事業所・バスハウスさん。
昨日はバスハウスさんのお菓子「卵とバターを使っていないクッキー」のお話を中心に書きましたが、
今日は縫製事業「oharibako」について書かせていただこうと思います。

バスハウスさんに見学に行ってきました-前編-はこちらからご覧ください→


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この写真、何かと言うと、バスハウスの縫製事業の“歴史”なんだそうです。
この日、私が見学に伺うことを知ってくださっていた縫製担当の利用者さんが、
私にわかりやすいようにと、これまでの商品の歴史や試作の過程など、実際のサンプルと共に分かりやすく説明してくださいました。

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バスハウスさんのふきんのワンポイント刺繍。
こちらは冬の柄、(左から)おネギ、さつまいも、大根です。
柄自体が小さいので、刺繍も実は大変なんだそうです。
大根は特に難しいそうです。

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こちらは、左がパッケージ見本、右が出来たばかりの商品、人参柄のふきんです。
昨日のブログでも少し触れていますが、
縫製事業は在庫管理や納期管理など、利用者さんが担当されているそうです。
そのため、利用者さんだけでも作業がしやすいよう、商品ごとに指示書があり、パッケージ見本も用意されているのです。
これ(指示書やパッケージ管理の問題)、
一般の企業なら当たり前のことかもしれませんが、
福祉事業所でここまできちんとされているのは、あまり聞いたことがありませんでした。
きちんとしたモノづくりの裏側には、きちんとした皆さんのお仕事ぶりがあったのですね!!

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刺繍糸、こんな風に並ぶと圧巻ですね♪
こちらも、私のために、イメージがしやすいようにと、利用者さんが準備してくださっていました。

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こちらは製作途中のブローチ。
細かい刺繍です!

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はあと・フレンズ・ストアで販売しているものは、大きさと生地が少し違うのですが、こんな感じに仕上がります◎

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こちら、ボタニカルマダムことH.Iさんです。
この、細かい刺繍のブローチをはじめ、oharibakoの製造を担当していらしゃる方なのです。
バスハウスさんのブログにも度々登場されていて、その佇まいやお言葉が気品にあふれていてとっても気になっていました。
この日は私が来るということで、いつもより、より一層オシャレして来てくださっていました♪
なんとこのスーツはボタニカルマダムH.Iさんの自作なんだそうです!!スゴイです!!
H.Iさん、お会い出来て光栄でした(^o^)

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こちらもoharibakoの利用者さんです。
ミシンがけの様子を見せてくださりました。
しかも、撮影する私のために「この方が写真の見栄えがいいわね」なんて言って、いろいろアングルなんかを考えてくださっていました。

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はあと・フレンズ・ストアで並んでいるバスハウスさんの刺繍ふきん。。
今回の見学で、お店に並ぶまでの様子を拝見でき、商品作りの大変さを感じました。
一つ一つ丁寧にきちんと作業されていることが、商品の魅力につながるのだなと思います。

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こちらは「Stitched Linen」シリーズの商品。
コースターやキッチンタオル、ポットホルダーです。

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そしてこちらは、ぬいぐるみブローチ“ペンギンちゃん”です。

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バスハウスさんの見学で、利用者さんのスケッチブックも少し見せていただいたのですが、
ペンギンちゃんの原画も拝見できましたよー♪
ペンギン???え???って感じですが、その??な視点がおもしろいですね。


今回、バスハウスさんの見学で、職員の藤田さんのお話を聞き、私自身とても勉強になることが多かったです。
販路拡大のために何が必要なのか、商品開発のために何が必要なのか、
これらは福祉事業所でよく聞くお悩み事なのですが、
きっと、こうすればいいいよ、なんていう手段なんて存在しないのです。
(様々な事情があるにせよ)福祉だからできない、という話しは横に置いておき、
普通に考えて出来ること、基本を丁寧に行うこと、それを実践されているのだなと思いました。

私も、「お金もないし、時間もないし、うーーん…今は出来ないなー…」なんていうどーでもいい言い訳は横において置き、
出来ることをやらなきゃいけないな…と思いました。
嗚呼、耳が痛いです(>_<)

最後に藤田さんがおっしゃった「ようは本気かどうか!」、本当にそれなんですよね!!

きっと、バスハウスさんの飛躍は今年も続くと思います。
私も置いていかれないよう、頑張って一緒に前進したいなと思います!!


<はあと・フレンズ・ストア情報>
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1/31まで、店内では「冬のテキスタイル展」というイベントを開催中です。
バスハウスさんの商品も取り扱わせていただいています。
是非、はあと・フレンズ・ストアにお越しください♪

バスハウスさん見学の様子は、バスハウスさんのブログにも掲載していただいております。
よければそちらもご覧くださいませ→

バスハウスさんのHPはこちら→
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by dabudivi | 2017-01-27 17:31 | 活動の様子 | Comments(0)

2017/1/26 バスハウスに見学に行ってきました-前編-

半年くらい前から、気になる福祉事業所がありました。
facebookやブログで情報をチェックしていると、商品力もしっかりしている様子。
いろんなご縁が重なった今回、事業所にお邪魔し、普段の様子やモノづくりの様子を見学させていただきました。

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京都府長岡京市にある福祉事業所・バスハウスさん!!
え!!バスハウスやからバス!?(@_@)とビックリな外観です。

しかしこれは正しくはバスではなく、キャンピングカーのようです。
そして、バスハウスさんの“バス”の由来は乗り物のバスではなく、正しくはパソコン用語のバス=つなぐという意味なのだそうです。
いやいや、結構ビックリしました(^_^;)

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今日、ご紹介したいのは、バスハウスさんのクッキー「卵とバターを使っていないクッキー」です♪
私、6種類のクッキーを大人買いさせていただきましたが、全部めっちゃおいしい!!
焼菓子って、卵もバターも普通は入っているものですし、卵やバターが味にコクと旨みを与えるので、美味しい焼菓子を作るためにはなくてはならない材料のはず…なのです。
それなのに、バスハウスさんのクッキーは卵もバターも入っていないのです。
そしてそれなのに、とっても美味しいのです、不思議です!!

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左上から時計周りに・・・
ココナッツ味、きなこ味、紫いも味、
かぼちゃ味、キャロブ味、ごま味。

キャロブってなんのことか知っていますか??
和名で「いなご豆」と呼ばれ、その栄養価の高さやカカオに似た食感から、今、注目される食材なんですよ。
果肉自体に甘みがあるので加糖が少なくて済み、チョコレートアレルギーの方でも安心して食べられるそうです。(但し、キャロブ自体にアレルギー反応を起こす人もいるので要注意!)
また、キャロブはカフェインなどの刺激物を含まないので、お子様にチョコレートの代わりとして食べさせるには最適の食べ物なんだそうです。
と、そんなこだわりの材料を使っているのが、バスハウスさんの「卵とバターを使っていないクッキー」なんですね◎


実は、この日は施設の見学をさせていただく前に、職員の藤田さんとじっくりお話させていただいたのです。
なぜ、卵とバターを使っていないクッキーを作っているのか、
なぜ、こんなにおいしいのか、
そして、このクッキーを誰に届けたいのか、などなど、非常に有意義なお話を伺うことができました。

答えはいたってシンプル。
焼菓子を作っている福祉事業所はごまんとありますが、その中で何か他とは違う差別化を図りたい。
そして、商品を手に取ったお客様が裏側の食品表示を見た時、「へーー、材料にもこだわってるんや」と気づいてもらいたい。
単に売れる商品ではなく、リピートしていただける商品を作りたい。
藤田さんはとてもはっきり、そう説明してくださいました。

藤田さんのその言葉を裏付けるように、現在、このお菓子の販路はどんどん広がっています。
しかもその販路は福祉市場(福祉ショップや福祉バザーなど)にとどまらず、
生活雑貨のお店など、こだわりの商品を取り扱っている一般市場にどんどん進出しています!!すごいです!!

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例えば、ここは京都の繁華街・寺町通にあるお店「mumokuteki」さん。

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お店を入るとどどーんとお菓子・食品のコーナーがあります。
mumokutekiさんはお洋服やアクセサリーから、2階には生活雑貨やカフェもあるのですが、地元京都の食の発信にも力を入れておられるようです。

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そんな素敵なお店の一角に、ありましたありました!
バスハウスさんの「卵とバターを使っていないクッキー」も並んでいますよ♪


福祉事業所の商品が一般の市場に流通するには、クリアせねばならない課題がいくつかあると思います。
まずは、価格の問題。
多くの場合、福祉事業所さんの商品は自前で販売、または行政や支援機関などが主催する店舗やイベントで販売することが多いため、
一般市場では常識である「販売手数料」の概念をもっていない事業所が多いです。
次に、生産キャパの問題。
利用者さんの人数や出勤状況、仕事に取り組める時間を考えると、生産ラインの稼働時間が限られることがよくあります。
また、設備が小規模な場合も多く、一日に生産できる量に限りがあることが多いです。
そして、どこの事業所さんも頭を抱えてらっしゃるのが「営業担当者がいない」ことです。

そんな課題を難なくこなし?販路がどんどん広がっているバスハウスさん。
しかし、製菓作業に携わる利用者さんも職員さんも少人数、
設備の規模も家庭用サイズのオーブン1台…と、上記の課題をクリアした?とも言い難い様子です。

バスハウスさんの販路開拓についても、藤田さんにお話を伺いました。
藤田さんは、職員さんが現場を離れられるように、利用者さんに多くの仕事を任せていると教えてくださいました。
商品の生産はもちろん、在庫の把握や納期の管理など、ほとんどのことは利用者さんに任せ、職員さんは利用者さんのケアに力を注いでいるのだそうです。
そうすると時間は作れるそうで、職員さん自らが営業に行って販路を開拓する、これが基本なのだそうです。
※正確には、製菓事業は職員さんが納期や在庫を管理されています。縫製事業は利用者さんで工程管理をされています。

藤田さんのお話で印象的だったのが、「僕は窓口なんです。」という言葉。
“営業”ではなく“窓口”をおっしゃった所に藤田さんのこだわりを感じました。
営業は、商品を売り込み、注文をとり、納品をする仕事、という印象。
窓口は、お客様の話を聞き、お客様の要望を作り手に届け、作り手の話をお客様に届け…といった、開かれた関係性を想起させます。
注文をとったら任務完了なのではなく、ずっと付き合うお客様だからこそ“窓口”としての役割があるのだろうな、そう感じた言葉でした。


今回、藤田さんとじっくりお話ができ、私自身とっても勉強になることが多かったです!!
そして、今日は熱く、文章多めのブログになってしまい、1回で収まりきれませんでしたww
なので、バスハウスさんの様子は後篇に続きます♪
明日は“あの”ボタニカルマダムも登場ですよ!!
明日のブログも読んでくださいね。

<おまけ>
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帰りに見せていただいた利用者さんのスケッチブックにあったかわいいゾウさん♪

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自分の写真って自分ではあんまり持ってないもんですが、藤田さんが撮ってくださったので掲載しておきますww

わたくし、バスハウスさんのブログにも登場させていただいております。
よければそちらもご覧くださいませ→

バスハウスさんのHPはこちら→
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by dabudivi | 2017-01-26 11:59 | 活動の様子 | Comments(0)

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